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出版書籍

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出版書籍について

当事務所の所長である福田が著した書籍になります。

■書籍出版と今後の予定について

 初著作である「今さら人に聞けない月次決算の実務」(セルバ出版)は、初版が2011年7月とちょうどあの東日本大震災があった年であり、正直三版まで重ねられるところまでいくとは思ってもおりませんでした。
 書籍を出版しようと思い立ったのは、2010年に士業向け書籍出版セミナーが開かれそのセミナーに出席させて頂いたのがきっかけでした。
 当時書店には大地震や原発災害、放射能災害の本であふれ、さすがにここで月次決算の本を出しても大して売れないのではないだろうか…と心中穏やかでありませんでした。
 月次決算に関しましては信越化学工業の元常務取締役である金児昭先生の本をはじめ同業の公認会計士の方が書かれた本も数多く出版されておりましたが、いずれもどちらかというと大企業、もしくはそれに準ずる規模の企業向けのようで、若干難解と思われる内容のものが多い気がしておりました。
 そこで、もう少し中小企業の方の経理環境に即した月次決算の本は無いものか、無かったら自分で書く機会はないものかと書籍を出版するだいぶ前から考えておりましたので、実際に書籍を出版する機会を与えられたときは、それ程書く内容に困ってはおりませんでした。幸い当初の意図(中小企業の経理の方をとりまく環境に即した内容で月次決算の本を書くこと)をどの程度達成できたかは定かではありませんが、本はそこそこ売れて、昨年第三版までこぎつけることが出来ました。しかし経理実務における環境はAIの進歩や企業社会の成熟化に伴い日々大きく変化しており、改正電子帳簿保存法の施行や経理業務におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の導入に伴い第三版の内容も陳腐化していっているように思われます。
 そこで、この出版書籍のコーナーにて、特別に月次決算のブログを設けて書籍内容の実質的なアップデートを図るように致しました。同時に中小企業において管理会計は実際にはどのように使われているのか、そしてどの程度業績改善が図られているのかについても言及していきたいと思います。これらのブログを適切にまとめて第四版、さらには新書籍の出版が出来たらと考えております。
 弊事務所の顧問先でも管理会計を導入している中小企業は数は多くありませんがあります。そのような会社は経理の方もレベルが高く、会社経営も堅実で着実に利益を出しております。当然外部環境の変化もあるので思うような業績を上げられないこともありますが、そのような場合でも業績の立て直しが早いです。勿論経理に幾らお金をかけても直接業績に貢献することはないかもしれませんが、経理も企業経営の一部です。会社の全体最適の観点からいつ、どのような形で会社の財務数値を引き出すかを明確にしておかないと、経理にお金をかけないでも別のところでいらぬお金を費消する結果になってしまいがちです。実際そのような状況を過去に数多く見てまいりました。また、1年経って決算の数字をまとめてみないと会社の業績が分からないようでは会社経営の足元がおぼつかないものになってしまうのは感覚的に理解できると思います。 
 月次決算は経営計画と連動させることでより真価を発揮します。経営計画はいわばその年のこうあるべきという会社の理想の姿であり、月次決算は月毎にその理想にどれだけ近づいているかを明確にするものです。これらの重要性と実際の利用例についてもブログにて説明していきたいと思います。また、著名な経営者の方々や先に挙げた金子先生のような経理実務で著名な方は経理業務につきどのような考えを持っていたかも言及していきたいと思います。宜しくお願い致します。

■書籍の内容について

 本書が類書と異なる点は、月次決算における数々のテーマを実際の業務を行ううえで役立つポイントを順番に1冊にまとめたところにあります。
 改訂版では、製造業と卸小売業の月次決算のポイントと、近年大分浸透してまいりましたクラウド会計の月次決算への活用について追加致しました。
 二訂版では、改訂版における改訂に加え中小企業経営で注目すべき財務諸表をピックアップし、その見方と活用の仕方を追加しています。
 三訂版では、改訂版及び二訂版における改訂に加えAIの進展と月次決算の関係について追加しております。

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